Microsoft teams自由に使うことが望ましいので、あまり制限を書けない方が良いと思います。ですが、何もしないと無法状態となり混沌の渦に飲み込まれてしまいます。その結果、情報の氾濫や漏洩となり管理者に責任がくることも考えられます。
そうならないために、ある程度の制限をかけることが必要となります。
ここでは「チームやチャネルの構成をどうしたらよいか」の一つの答えを紹介します。
目次
「チーム」と「チャネル」
Microsoft Teams の「チーム」 と 「チャネル」 は階層構造となっています。ちょうどファイルサーバの「共有」と「フォルダ」の様な感じです。
「チーム」はドラッグ&ドロップで表示順を並べ替えることはできますが、「チャネル」は並び替えはジオづで行われ変更できません。
「チーム」と「チャネル」作成の考えかた
Microsoft Teams の「チーム」 と 「チャネル」 の作成には ”よい。わるい。” はありません。自由に使うことができます。
ただし、”管理しやすいか” といった視点では、ある程度は正規化する必要があります。
根柢になる考え
どのような構成をするにせよ、根底に考えないといけないことは以下になります。
種類 | 考え方 | 例 |
「チーム」 | プロジェクト(仕事)単位 | ・営業部 ・プロジェクトX ・年末大掃除 |
「チャネル」 | 目的や作業単位 | ・チーム :2020大宴会 チャネル:役割分担 チャネル:買い出し チャネル:宴会出しもの ・チーム :営業部 |
「チーム」は部署内もあるし外部署連携の場合もあります。
いずれにしても、仕事単位で「チーム」を作り、目的(作業)単位でにチャネルを分けることで、担当業務の話題に特化することができます。
「チーム」の作成
具体的な「チーム」作成の操作はこちらからですが、作成の例になります。
チーム名 | 対象 | 使い方 |
営業部 | 営業部員 | ・営業部内業務連絡 ・勤怠連絡 ・顧客情報 |
新システム導入 | 新システム導入のメンバとして 営業部メンバ 人事部メンバ 技術部メンバ |
・要求仕様 ・サーバ剪定 ・詐病分担/進捗 ・参考情報 |
社外との連携 | 一部の社員 社外メンバ(ゲスト) |
・定例会議事録 ・業務連絡 |
もし、社外ユーザを含める形で「チーム」を作る場合は、”必ず専用の「チーム」を作る” ことが必要です。
これは、セキュリティ(情報漏洩)の観点から必要なことになります。
「チャネル」の作成
具体的な「チャネル」作成の操作はこちらからですが、作成の例になります。
「チーム」を組織名(営業部)で作った場合
チャネル名 | 対象 | 使い方 |
一版 | 「チーム」メンバ全員 | 自動的に作成され、常に一番上に表示されます。 基本的に使わないか、使うなら”全体への連絡”で、通常の会話場所には使いません。 |
部門内連絡 | 「チーム」メンバ全員 | ・部門内の情報共有 |
勤怠連絡 | 「チーム」メンバ全員 | ・お客様先へ直行の連絡 ・在宅勤務の連絡 |
ビデオ会議 | 「チーム」メンバ全員 | ・ビデオ会議の記録 |
部門内プロジェクト① | 「チーム」メンバ全員 | ・ToDoリストと進捗 |
「チーム」作成時に自動で作られる「一般」チャネルは、常に一番上に表示され、また、削除することはできません。システム上の通知が記録されることもあり、使わない方が良いとおもいます。
どうしても使うのであれば「チーム全体に対するアナウンス」として使うのが良いと思いあます。
次の操作
次回は、「Microsoft teams設計(その2:Microsoft teamsの管理者(Microsoft365のロール))」になります。