VPNサーバを構築して自宅外から自宅ネットワークに入れるようにします。
ここではVPNサーバとしてSoftEtherVPNをインストールします。
目次
対象のRaspbianのバージョン
Raspbianのバージョンはここになります。
Bridgeインターフェースのインストール
VPNで接続すると自宅のネットワークにつなげることができるようになります。しかし、そのままでは接続元のVPNサーバとなっているraspberry pi に接続(ログオン)することができません。
そのため、VPNサーバとなるRaspberry piのネットワークにBridgeインターフェースを作成します。こうすることで、VPNサーバ自身にログオンできるようになります。
bridge-utils をインストール
bridge インターフェイスを作成するために bridge-utils をインストールします。
sudo apt-get install -y bridge-utils
/etc/dhcpcd.conf の修正
Bridge(br0)にIP アドレス等を設定します。また、既にeth0等に付与している固定IPアドレス設定を削除(無効化)します。
なお、ipアドレスは各自の環境に合わせて変更してください。
設定ファイル:/etc/dhcpcd.conf #以下のように既存のeth0を無効にします #interface eth0 #static ip_address=<ip address> #static routers=<ip addoress> #以下のようにeth0を設定します denyinterfaces eth0 interface br0 static ip_address=<ip address> static routers=<ip address>
/etc/network/interfaces の修正
eth0 を bridge(br0)に設定します。
設定ファイル:/etc/network/interfaces auto br0 iface br0 inet manual bridge_ports eth0 bridge_maxwait 10
その他
追加のおまじない
sudo brctl addbr br0 sudo ifup br0
確認
再起動の前に確認をします。
再起動後にログオンができればネットワークの設定に間違いはありませんが、以下のコマンドでBridgeの確認ができます。
sudo brctl show br0 #出力例 bridge name bridge id STP enabled interfaces br0 8000.bxxxxxxxxxxxx no eth0
再起動
再起動します。
sudo reboot
VPNサーバ(softether)のインストール
次回はVPNサーバとしてsoftetherをインストールします。