Raspberry Pi へRaspbianのインストール(その3:Raspberry piの設定)

投稿者: | 2019年12月4日

>Raspberry Pi の設定になります。

目次

ラズベリーパイの設定

ラズベリーパイの設定は以下の方法で行えます。
①ラズベリーパイ設定ツール(raspi-config)
raspi-configは、基本的な設定項目を変更することを目的としています。
これにより、/boot/config.txtや様々な基本設定ファイルを編集することなく各種の設定を行うことができます。

②コマンド
コマンドで直接に /boot/config.txtや様々な基本設定ファイルを編集します。

ラズベリーパイの設定ツール

ラズベリーパイの設定ツールの raspi-config は、基本的な設定項目を変更することを目的としています。
これにより、/boot/config.txtや様々な基本設定ファイルを編集することなく各種の設定を行うことができます。

$ sudo raspi-config


なお、ここでは必要な項目のみを解説します。すべての項目の説明は本家を参照してください。

Change User Password

管理ユーザ pi のパスワードを変更します。
あわせて「Raspberry Pi へRaspbianのインストール(その2:必須の設定)」を参照ください。

Network Options

ネットワーク関連の変更をします。

N1 Hostname コンピュータ名を設定します。
設定は /etc/hostname に格納されます。

Boot Options

起動時の設定をします。
特に何も設定する必要はありませんが、以下を設定しておいてもいいでしょう。

B2 Wait for Network at Boot ネットワークの確立を待つ

Localisation Options

ロケール(国)を設定します。

l1 Change Locale 「en_GB.UTF-8 UTF-8」を削除して、「ja_JP.UTF-8 UTF-8」 を選択
I2 Change Timezone Asia → Tokyo を選択
I4 Change Wi-fi Country JP Japan を選択
これをやっておかないとRaspberry Pi 3 Model B+ では 5GhzのWifiにつながりません。

Interfacing Options

インターフェースを設定します。
カメラやI2Cや1-wireなどは、ここで設定しておかないとつかえません。

P1 Camera Raspberry pi カメラモジュールを接続している場合に有効にします。なお、USBカメラの場合は設定は必要ありません。
P2 SSH SSHによるリモートアクセスを行う場合は有効にします。
ヘッドレスインストールでは、すでにSSHによるリモートアクセスができているのですでに有効となっています。
P5 I2C I2Cデバイス(温度センサーBME280など)を接続する場合に有効とします。
基本的に有効にしておきます。
P7 1-Wire 1-Wireデバイス(温度センサーDS18020など)を接続する場合に有効とします。
基本的に有効にしておきます。

Overclock

Overclockの設定です。Raspberry Pi1/Raspberry Pi2 ではそれなりに有効でしたが、Raspberry Pi3以降 ではOverclockできないようです。

Advanced Options

音の出力方法など必要に応じて設定します。

A1 Expand Filesystem MicroSSDの容量いっぱいに使えるようにします
A3 Memory Split カメラを使わないのであれば 16 (16Mb)でよいでしょう

Update

アップデートは別途に行う方が良いです。

コマンドラインでの設定

ラズベリーパイの設定ツール(raspi-config)を使わなくとも、コマンドラインで各種の設定を行うこともできます。

ホスト名

sudo raspi-config nonint do_hostname raspberrypi

/etc/hostnameファイルにホスト名が追加されます。

ロケール

sudo raspi-config nonint do_change_locale ja_JP.UTF-8

タイムゾーン

sudo raspi-config nonint do_change_timezone Asia/Tokyo

wifiの国

sudo raspi-config nonint do_wifi_country JP

カメラ

①カメラを有効

sudo raspi-config nonint do_camera 0

/boot/config.txt ファイルにgpu_mem=128が追加されます。

②カメラを無効

sudo raspi-config nonint do_camera 1

/boot/config.txt ファイルにgpu_mem=16が追加されます。

I2C

①I2Cを有効

sudo raspi-config nonint do_i2c 0

/boot/config.txtファイルにdtparam=i2c_arm=onが追加されます。

①I2Cを無効

sudo raspi-config nonint do_i2c 1

/boot/config.txtファイルにdtparam=i2c_arm=offが追加されます。

次の設定

次回は、「Raspberry Pi へRaspbianのインストール(その4:日本語化の設定)」になります

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