GoogleのパブリッククラウドGCP(Google Cloud Platform)の
Always Freeの無料枠で サーバ作成環境GCE(Google Compute Engine)の
VMインスタンスに Linuxサーバを作ります。
目次
やること
以下は その1 で完了しています。
①Googleアカウントを作製
②GoogleのパブリッククラウドGCP(Google Cloud Platform)に申し込み
今回の実施内容は、以下になります。
③サーバ作成環境GCE(Google Compute Engine)に無料枠でLinuxサーバを構築
以下は “その3” 以降で行います。
④作成した仮想マシンの設定
⑤LinuxOSの設定
プロジェクトの作成
GCPはプロジェクト単位でシステムや課金を管理します。
①GCPのコンソールから、画面中央のボックスをクリックし、プロジェクトの選択画面を表示します。
②プロジェクトの選択画面表示後、[新しいプロジェクト]をクリックします。
②プロジェクト名に任意の名前を入力し、[作成]ボタンをクリックします。
なお、プロジェクト作成後にプロジェクト名とプロジェクトIDの変更はできませんので、名前付けにはご注意ください。
仮想マシン(インスタンス)の作成
プロジェクトが先ほど作成したものになっていることを確認して、仮想マシンを作製します。
①GCPコンソールのナビゲーションメニューをクリックし、[Compute Engine]-[VM インスタンス]を選択します。
この際、Compute Engineの作成に数分かかります。
②[作成] をクリックします。
③仮想マシンの設定を入力します。
入力項目は以下ですが、ここで設定を間違えると課金対象となりますのでご注意ください。
・名前
仮想マシンインスタンスに付与する名前を入力します。
なんでも構いませんが、作成後の変更はできません。
・リージョン
リージョンは、リソースが存在する物理的な拠点です。
各リージョンには、1 つまたは複数のゾーンがあります。
2019/12の時点で無料枠の対象は以下の米国リージョンのうちの 1 つとなっています。
– オレゴン: us-west1
– アイオワ: us-central1
– サウスカロライナ: us-east1
・マシンの構成
マシンタイプは仮想 CPU(vCPU)数、メモリなど仮想マシンリソースです。
2019/12の時点では、無料枠の対象は以下となっています。
– f1-micro VM インスタンス(1vCPU、614MB)
・ブートディスク
OSのイメージです。お好みで選択ください。
– Debian GNU/Linux 10 (buster)
– CentOS 8
無料枠内で利用する場合はプレミアム イメージ以外のイメージを選択します。
また、無料枠内で使用する場合は標準永続ディスクを選択し、最大サイズの30GBを設定します。
・ファイアウォール
HTTP並びにHTTPsが通るように設定します。
以下は設定の例です。
名前 | 任意の名前。 |
リージョン | リージョン:us-west1 ゾーン:us-west1-b |
マシンの構成 | マシンファミリー:汎用 シリーズ:N1 マシンタイプ:f1-micro VM |
ブートディスク | OSイメージ:CentOS 7 種類:標準永続ディスク サイズ:30GB |
ファイアウォール | HTTPトラフィックを許可 HTTPsトラフィックを許可 |
仮想マシン(インスタンス)の完成
次の設定
次回は、「GCP(Google Cloud Platform)のGCE(Google Compute Engine)でLinuxサーバを無料でたてよう(その3:仮想マシンの設定)」になります